制作完了

講習会最終日。いよいよ作品完成すれば、今まで学んだ日本画技法の集大成になります。(というほど大げさなものでもない気がしますが)結果、予想外にクロッキーに水彩施したときのと、全然違う絵になってしまいました。

今回は、ガラス花瓶の凹凸の陰影部分と、背景の2度塗り、百合の雄しべ(雌しべ)部分を描き足す、余った時間で葉や花のディティールの表現の追求、などやって最後に「箔押し」(金箔を貼る)して完成。
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胡粉の溶き方(日本画)

日本画の画材の一種に「胡粉(ごふん)」というのがあります。
最も輝きのある純白を表現するのに使われる絵の具で、牡蠣や蛤の貝殻を砕いて風化させた後作られたもので、下塗り用としても使われたりもします。

★胡粉の溶き方
以下は作り方の防忘録です。岩絵の具の数倍、結構手間がかかる印象です。
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岩絵の具と膠の溶き方(日本画)

またまた日本画講習会防忘録。
【岩絵の具】
絵の具の番号は粒子の細かさを表していますが、それによって絵の具自体の透明度も違うのを知りました。極端な話、こんな感じ↓

15番(白):番号が最大値。粒子が細かい。半透明(下地が透けない)。
1番   :番号が最小値。粒子が粗い。透明(下絵が透ける)。

なので、色を混ぜるときは、同じ番号のを使うと絵の具が馴染みます。
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岩絵の具の悩ましき色選び

鹿膠&岩絵の具日本画描くのに使う、岩絵の具と膠(にかわ)を求めに渋谷「ウエマツ」へ。
前回「天然」と「新岩」は値段が違うという話をしましたが、確かにその価格差が大きいのにビックリ。店内よく見てみると「天然」は青系、緑系、白系ぐらいしかなくて、「新岩絵の具」とは別の棚に飾られていて様子が違います。値段は1両目(15g)1000〜5000円。対して新岩絵の具は、同じ量で数百円台からありました。そして色数が断然多い(1000色以上?)!棚に透明なガラス瓶に入れられ、整然と並べられていると、壁一面カラーチャートのようなグラデーションになっていてとってもキレイ。それにしてもこれだけの色数があると、選ぶのに迷ってしまいました。そこから何とか選んだのは以下の五色(写真)。
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骨描きなど(日本画)

日本画講習会の個人的防忘録です。今回は下絵を描くまで。

  1. 買った4号パネルに刷毛で、やまと糊を水で溶かしたものを平面に塗ります。(糊は小学校とかで使った工作用のでOK)。

  2. 6号大の雲肌麻紙(ドーサ引き)をパネルに空気が入らないように貼り合わせます。このとき側面部分にも糊を塗り、端は三角に折り、余分な部分はハサミでカットします。

  3. 糊が乾いた後、トレーシングペーパーを下絵に重ねて、鉛筆でだいたいの輪郭をなぞります。出来たらパネルに、念紙(カーボン紙)、絵を写したトレーシングペーパーの順に重ねて、もう一度写した絵をなぞります。するとパネルの方に絵が写ります。

  4. 下絵にあたる絵の輪郭を墨汁で(面相筆などの細い筆で)描きます。(骨描き)

  5. 墨が乾いたら、膠で溶かした岩絵の具(白、岩茶系)でパネル一面に塗らなく塗ります。

  6. 背景部分を先に別の色で塗ります。後で塗ると浮くので、できるだけ内側に描きます。

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刷毛高すぎ(日本画)

昨日行ったルドン展の後、日本画材を専門的に扱っている「ウエマツ画材店」へ。馴染みの世界堂に何でもあるかと思っていたら、日本画材はこっちの店なのだとか。来週の講習会用の道具として、前回の授業で指定された道具を揃えることにしました。
4号パネルと筆各種、刷毛★4号大のパネル
★6号大の雲肌麻紙(ドーサ引き)
★即妙筆(中)
★面相筆(コリンスキー)
★平筆(約2cm)
★刷毛(約5cm)

初心者の自分には、既に意味がわからない名前のものがありますが、お店の人に全部探してもらい現物をみるとようやくイメージがつかめてきました。
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クロッキー帳と鉄砲百合

鉄砲百合先日の日本画の講習会にて、花のデッサンをしましたが、そこでついでに花ももらって、家で彩色するよう課題を出されました。(実はこのクラスの参加者は、ほとんどが経験者の方ばかりで、おのおのもう自分の作品を作られている途中の様子で、初心者は自分だけだったので、モチーフ独り占めの、ひとりデッサンしていたというわけです)しかしほとんど使っていない水彩絵具を出して始めてみたものの。。

意外と難しい!何だか不思議な花もあるし。
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日本画はじめました

近所で夏の講習会、というわけで初めて日本画の講座がオープンしたので、参加することになり、本日がその第一回の授業でした。

まず講座を受けるきっかけとしては、今まで油彩、水彩などの洋画しか描いたことがなくて、日本画の独特の透明感のある絵に興味があったのと(例えば、菱田春草とか)、そのような日本画を描いてみたくても、なかなか自分には敷居が高い気がして、とっかかりが必要でも今までなかったから、というわけなのです。
日本画の技法もさることながら、筆の種類も、とにかく画材の選び方すらわからないので、その辺りだけでも理解できれば満足。そして違うタイプの絵を描く事によって、何よりもデザインの仕事の幅も広がればもっといいな、という感じです。
ちなみに講座は全5回、1回2時間半。ほんの導入部分だけかもしれませんが、気軽にできそうなのでこれから楽しみです。
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