ワンセグとは、地上デジタル放送で行なわれる携帯・移動体向けの受信サービスのことです(今年4月1日よりスタート予定)。
日本の地上デジタル放送方式では、1つのチャンネルが13の「セグメント」に分割されており、これをいくつか束ねて映像やデータ、音声などを送信しています。ハイビジョン放送は12セグメント、通常画質の番組は4セグメントで済むため、3つの異なる番組を1つのチャンネルで同時に放送することもでき、つまり、このセグメントのうち1つがケータイ向けに放送できるって話なのです。
帯域が通常放送の1/4。映像はQVGA(320×240ピクセル)サイズの低解像度のみの放送が可能。静止画はJPEG、GIF、アニメーションGIFに対応。そしてデータ放送部分はBMLによる情報の記述が可能で、ワンセグ独自の拡張として、携帯端末の持つ電子メールやスケジュール帳、GPSによる位置情報などとの連携が可能になるといわれています。
そんなワンセグチューナーを搭載したケータイは
ドコモ・P901iTV(パナソニック)、
AU・W33SA(サンヨー)(Vodafoneは試作段階)などなど。
気になるのはバッテリーの生きている時間。連続視聴は1時間〜2時間弱、普通でも2時間半が限界だとか。
使ってはみたいですが、自分はFOMAにしてから電池の持ちの悪さに時々閉口するぐらいなので、導入は問題外。でもバッテリーの持ちが悪かったら、買っても放送自体を見なくなる人が出そうで、その端末の普及の行方が気になります。(そして
BMLの研究もすべきなのか?そしてシュミレーターは?BMLブラウザ?)