オルセー美術館展@東京都美術館

オルセー美術館展看板@上野公園平日とはいえ、やはりそれなりに混雑している上に会場内やけに暑かったです。
この展覧会はフランス、パリにある世界屈指印象派コレクションを持つオルセー美術館所蔵の名作約140点を集めたもので、マネ、モネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーガンなど印象派画家の作品が中心です。その中で個人的に一番気に入ったのは、芸術家たちの交流があったアトリエに関しての作品群。今でこそ世界的に有名な画家たちが社交の場としても利用していたのが窺われる絵画、それは友人をモデルにした肖像画だったりと、それぞれの画家を客観的に見つめたものが何点かありました。マネを中心に、1枚の絵に何人もの画家が大集合!している作品、アンリ・ファンタン=ラトゥール「バティニョールのアトリエ」や、アトリエの様子をドラマのような視点で捉えた、フレデリック・バジールの「バジールのアトリエ、ラ・コンダミヌ通り」など作家の日常を垣間見れるようなのって、意外性があるし、天才を身近に感じる事ができるような気がします。

オルセー美術館展 -19世紀 芸術家たちの楽園
2007年1月27日(土)~4月8日(日)
東京都美術館 企画展示室
クロード・モネの作品では、爽やかな青い空にたなびく雲が美しい「アルジャントゥイユの船着場」と、その隣にあった似たような感じの空が描かれているアルフレッド・シスレーの「洪水と小船」が目を引き、特にシスレーの作品は、青空が水面映った情景に思わず見とれてしまいます。
エドゥアール・マネは上の写真の看板にも使用されている「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」も素敵でしたが、「アンリ・ロシュフォールの逃亡」で描かれている波の色合いも何とも言えないような光、まるでクリームのような艶っぽさが出ていて、実際逃亡した政治犯の行く手を見守っているかのようでした。
印象派の後に出て来た、新印象派によく見られる点描画が美しかったのは、アンリ=エドモン・クロスの「夕風」で、その細かい配色はコンピュータで作ったグラフィックに負けないぐらいの精密さと美しさがあります。

今回オディロン・ルドンの作品も何点かあったのですが、私は去年行った展覧会で見た、卵の絵の衝撃に比べると、大したのはなかったのが残念でしたが、その弟であるガストン・ルドンのペン画による連作「パリ、モンパルナス墓地のセザール・フランクの墓地の習作」は良かったです。小さなモノクロの絵なのですが、無機質な建物の上にどーん!と乗っかっている髑髏(ドクロ)が気になってしかたがなかったです。

絵の解説をそれぞれ読むとユニークなエピソードを持つ作品もありジェームズ・アボット・マクニール・ホイッスラーの「灰色と黒のアレンジメント第1番、画家の母の肖像」は最初「灰色と黒のアレンジメント」では注目されなかったのに、題名を「私の母の肖像」というのに変えて美術サロンで3位を取ったというなどという話には、もともと絵によく付けられる「無題」というタイトルが嫌いな自分が思わず共感してしまいました。

絵画の他にあった工芸品、彫刻は後半の方が良かったです。ジョルジュ・ラコンブ「存在」「誕生」「愛」「死」という作品ベッドを取り囲む4枚の木のパネルに彫られたものなのですが、この細長い空間にぴったり収まっている図そのものが、パズルのように見えて奇妙で神秘的な感覚が生まれます。

その他、写真も多くあり、セピア色の当時の写真はほとんどは絵画に比べるとインパクトは欠けますが(作品としてではなく、資料として鑑賞すれば話は別ですが)、その中でも唯一おもしろいなと思ったのは、エルス・タールマン「エッフェル塔に向かう4人の男」のシルバープリントで、山高帽と燕尾服の紳士4人が背を向け、エッフェル等に向かうシルエットはなぜかコラージュのようでした。

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