ピエール・アレシンスキー展@Bunkamura ザ・ミュージアム

Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の、ベルギー現代美術を代表するビジュアル・アーティスト、ピエール・アレシンスキー氏の作品展覧会に行ってきました。

日本・ベルギー友好150周年を記念して開催される「作品数約80点が来日、日本初の大規模回顧展」とあって、想像以上にエネルギッシュで抽象的な作品ばかりで、さらに大型なサイズの絵画も多かったので圧倒された感じでした。

1955年には来日し、「日本の書」という短編映画まで制作されているマルチなクリエイターですが、今年で89歳の今なお現役で変わらず活躍されているのが驚きです。禅の画家・仙厓を師と仰ぎ、また前衛書道家・森田子龍との交流などの影響もあり、独特な筆遣いを作品に取り入れたりと、日本との係わり合いの強さも展示と同時上映の本人インタビューの映像で知り得ることが出来たのが興味深かったです。

展覧会は

  1. コブラに加わって
  2. 「書く」から「描く」へ
  3. 取り囲まれた図像
  4. 記憶の彼方に
  5. おとろえぬ想像力

の5部構成で、「コブラ」というのが1949年〜1952年頃パリで結成された前衛芸術集団のことで、メンバーの本拠地のコペンハーゲン(Copenhagen)、ブリュッセル(Brussels)、アムステルダム(Amsterdam)の頭文字をとってつけたものが名前の由来だそうで、その頃に描かれた「職業」シリーズのエッチング画がシュールで個人的には好きでした。

後は終盤に展示されていた一番最近の作品である円形状のアクリル画も、縁飾りのような模様が描かれていたりと、他ではあまりお目にかかれないようなユニークな作品もあり、アメリカのコミック本にも影響を受け、一つの絵画にコマ割りのような枠を取り入れた作風のドローイングなど特徴的な作品も多かったです。

 

チケットには出品作の「至る所から」(1982年)というアクリル画が使用されています。

 

フォトスポットには代表作の実物大レプリカがあり、巨大コースターのようでした。

「ピエール・アレシンスキー展」ではダイナミックで迫力ある大型作品が数多く展示されています。中には幅6メートルを超える連作も! 今回は大型作品の中から形もユニークな《デルフトとその郊外》の実物大オブジェ(直径195センチメートル)を作成し、フォトスポットとしてBunkamura館内に設置いたしました。 ご来館の記念に、ぜひ撮影もお楽しみください!

期間:10月19日(水)〜12月8日(木)
場所:Bunkamura 1F
※設置期間・場所は変更になる場合がございます。

(公式サイト「会場について」より)

ピエール・アレシンスキー展 
Bunkamura ザ・ミュージアム

2016/10/19(水)−12/8(木)

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