リートフェルト/ブルーナ/ADO@東京オペラシティアートギャラリー

ミッフィーの作者でも有名な絵本画家でもあるディック・ブルーナのグラフィックデザイン作品が以前から気になっていて見たかった、オランダのモダン・デザイン展「リートフェルト/ブルーナ/ADO」が今日までなのを思い出し、急遽行ってきました。

初期の作品を中心に「レッド・ブルー・チェア」「ジグザグチェア」「ステルトマン・チェア」などの代表作を含む家具約25点、スケッチ・模型・図面など約30点を展示されていたGerrit Thomas Rietveld(ヘリット・トーマス・リートフェルト)、絵本原画100点を含む約270点が展示のオランダ出身のデザイナーDick Bruna(ディック・ブルーナ)、そしてオランダの国民的玩具メーカーADO社の製品、オランダ・デザインの魅力をそれぞれオランダの近代デザイン文化を家具、グラフィック、玩具を通して知ることができる企画展でした。

特に、ブルーナのコーナーで展示されていた、長方形の紙に正方形サイズで描かれたミッフィーの絵本原画が天上からつり下げられた状態で平面な原画の裏表を全方位で鑑賞できたり、専属デザイナーとして働いていたブルーナ社のペーパーバッグ「Zwarte Beertjes」(ブラック・ベア)シリーズの巨大広告ポスターや表紙(装丁)デザインなどもあり見応え十分でした。

デザイン的にかわいいのでミッフィーよりも個人的に好きな、青い背景に赤い目をした黒い熊のキャラクターは実は、「読書好きのせいで目が赤くなってしまった」という設定だったのには今更ながら初めて知って驚きました。この頃年間150冊もの装丁を手がけていたそうですが、その中でもとりわけミステリー作品の装丁デザインが、タイポグラフィーも多用されたデザインで壁面パネルに並べられていて圧巻でした。

チケットに載っていたのはヘリット・リートフェルト「レッド・ブルー・チェア」。機能性よりもデザイン重視な気もしないわけではありませんが、こういったのが意外と計算されていて座り心地が良いのかも、というような椅子も何点かあり、このようなおしゃれな家の模型や図版や家具、独特のカラフルな色合いのおもちゃも良かったですが、やっぱりマチィスを思わせる切り絵のような少ないカラーで大胆な配色のブルーナのデザイン画がたくさん見られたのが良かったです。

 

収蔵品展は、ルネ・マグリットを彷彿させる細かな建物の描写が際立つ写実的でシュールな情景が特徴の風景画作品が大半で、毎回若手作家を紹介する「project N」では、作者本人の自宅の庭や旅先で目にとめた草花を大胆に描いたという、絵の具の厚塗りがとにかく迫力でまだ絵の具の乾き切っていない独特の香りも感じられた油彩画作品の数々を見ることができました。

オランダのモダン・デザイン リートフェルト/ブルーナ/ADO
2016年09月17日 〜 2016年11月23日
会場:東京オペラシティ アートギャラリー[3Fギャラリー1, 2]

*同時開催「収蔵品展056 川口起美雄|野又穫 ふたつのアナザー・ワールド
会場:ギャラリー3&4(東京オペラシティ アートギャラリー 4F)

*同時開催「project N 65 児玉麻緒 KODAMA Asao
会場:東京オペラシティ アートギャラリー 4Fコリドール

 

そういえば、展覧会とは関係ありませんが、もうmiffyグッズは持っていなかったはず、と思っていたらミスドのキャンペーンで手に入れた「ミスド×ミッフィー ヌードルボウル」を時々使用していて、割と重宝してたのを思い出しました。

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