先月末行ってきた、ジム・ランビー(イギリス)、エルネスト・ネト(ブラジル)、渋谷清道の3人のアーティストによる空間インスタレーション。
「Melting Point」とは、「融点」を意味する言葉で、固体が融解し、液化する温度であるとともに、固体と液体が共存する瞬間でもあり、異なるものが同時に存在する場所であり、作品が空間や人に作用し、変化していく様子を象徴的に表しています。
やはり一番インパクトがあったのが、入って一番に目にする、
床一面を無機質な3色のビニールテープで覆いつくす作品「Zobop」でしょうか。そこに個々に置かれた一見何の関連性もなさそうなオブジェも、それぞの名前を持った独立した作品でした。とにかく一定方向の線の上に立つと何とも言えない感覚に襲われます。絵画手法でこのような無数の線を引くと、その場所と周辺に時空が生まれスピード感が出るのですが、まさにそんな感じ。
メルティング・ポイント
2007.7.21日[土]─ 10.14[日]
東京オペラシティアートギャラリー(3F ギャラリー1・2)