藤田嗣治展@東京国立近代美術館

平日の午前中にもかかわらず、東京国立近代美術館の前に長蛇の列が!!軽く200人はいましたね(しかも既に開館してたのに)。思わず「今日祝日?」と疑いたくなる程の混みっぷりです。並ぶこと約20分、やっと来場できても人が詰まり過ぎていて、壁の裏側にある最初の絵に辿り着くのにも少々時間がかかったほど(ホント)の大盛況で、人気の衰えを知らない画家、藤田嗣治の生誕120年記念展覧会に行ってきました。作品総数約100点!今回も相当ボリュームがあり、作家生涯を通しての画風の軌跡を辿っていく形式の展示が良かったです。藤田嗣治(レオナール・フジタ)はフランスで主に活躍した日本人アーティストで、本人の代表作でもある、裸婦画や自画像が多くあり、描かれている裸婦の肌色が陶器のように輝いていて幻想的でした。猫が本当に好きだった人のようで、「自画像」(1936年)の着物の胸元から顔出している猫の表情が何とも言えないぐらいかわいい。あと空中を舞って戦っている数匹の猫たちの様子をリアルに描いた「猫」(1940年)という作品も非常にダイナミックで印象的でした。
4〜2階の常設展もすさまじく作品数が多くて、もっとじっくり見たかった感がありました。東郷青児の「サルタンバンク」やシュールな抽象画の銅版の浜田知明、写真コラージュの岡上淑子の作品群が良かったです。

『藤田嗣治展』 東京国立近代美術館 企画展ギャラリー(1階)
2006年3月28日(火)〜5月21日(日)
常設展『所蔵作品展 近代日本の美術』 所蔵品ギャラリー(4-2階)
2006年3月21日(火)〜5月21日(日)

最澄と天台の国宝展@東京国立博物館

最澄と天台の国宝展
「春爛漫、上野。百年に一度の大展覧会」というキャチフレーズの名のもとに開かれていた、天台宗系の大規模な仏教美術展を上野に見に行きました。国宝31件、重要文化財約100件を含む計166件を展示されていただけあって、予想以上に見歩きましね。
素朴で不思議な麻の色合いに見入ってしまった「七条刺納袈裟」(8世紀:染織)、鳥のパッチワークの「打敷」(鎌倉時代/1310年:染織)、紺地の巻き物に金銀色の書体が静かに輝く「紺紙金字法華経」(平安時代/11世紀:書跡)、勇ましく見下ろす「四天王立像」(平安時代/9世紀:彫刻)、赤い炎を背負った「毘沙門天立像」(鎌倉時代/13世紀:彫刻)、15の地獄絵に大圧巻される国宝の掛け軸「六道絵」(鎌倉時代/13世紀:絵画)などなどかなり見ごたえありました。そうそう今日は午前中仕事でその後昼過ぎに遅く行ったため、あまりまわる時間がなくて残念(おかげで時間がなくて、プラド美術館展行けず)。でも雨の予報にもかかわらず、晴れて少し太陽も出ていて良かったです。上野公園付近で八重桜が残っていてきれいでした。

『天台宗開宗1200年記念 特別展 最澄と天台の国宝』
2006年3月28日(火)〜5月7日(日)
東京国立博物館 平成館 (上野公園)

宇治山哲平展@東京都庭園美術館

宇治山哲平展
久々に目黒、白金台へ。セレブなシロガネーゼに会いに、
ではなく『宇治山哲平展ー絵に遊び、絵に憩う』が明日まで(2006年2月4日〜4月9日:東京都庭園美術館)だったので観に行ってきました。本格的な個展が開かれるのは、首都圏では30年ぶり。生涯のほとんどを大分県を拠点に活動した画家で、私もよく知らなかったのですが、約90点にものぼる作品群は想像以上にスケールのあるものばかり。特にマチエール(仏語で絵肌という意味)にこだわった画家で、絵具に水晶の粉末を入れてパレットナイフを用いて描いていた多くの作品は近くで見ると穏やかなスポットライトの光を浴びてキラキラと光ってました。幾何学的な抽象作品のデザイン要素に惹かれて、だったのですが、写真と全く違う色合い、絵画手法を間近で見れたのが良かったです。印象的だった作品は全体的に青い『爽』、よく見ると人の顔?に見えなくない図形の多い『白華』、あと彩度の低い落ち着いた色の『アッシリア幻想』。

フランス近代絵画展@日本橋三越本店7Fギャラリー

ルーマニアやハンガリーに囲まれた東欧の国、セルビア・モンテネグロ(旧ユーゴスラビア)の首都ベオグラードの国立美術館からフランス近代絵画コレクション123点(うち46点が日本初公開)が展示中。
20世紀初頭の印象派からキュビズムのはしりあたりまでの画家の作品が中心でした。なので特にルノアールのが多かったです。あとは、ドガ、ピサロ、ドラン、ヴラマンク、ロートレック、ゴッホ、ゴーギャンなど。油彩の他は、炭などで描いたスケッチなども多くあり、その個々の作風を彷佛させられます。
個人的に観たかったピカソの作品はたった2点でちょっと残念でしたが、他に目に止まった作品が何点かありました。
カサットの「母と子1」は女性作家らしい子供の優しい表情に惹かれます。ゴッホの「机に向かって書く人」は木炭とペンで描かれた紳士の姿で、あまりに有名な「ひまわり」とは全く違う、意外で貴重な作品。ルドンの「グラスの中の卵」は、人間の顔をした卵がグラスから静かに見下ろしている、という一風変わっててかなりシュール。キスリングの「黒いブラウスの若い女性」は結構昔の自分の描いていた油彩のイメージに近いものを感じてしまいました。
1996年に盗難にあって傷んだルノアールの「水浴する女性」の修復過程についてのキャプションも、大変興味深かったです。

~ベオグラード国立美術館所蔵〜 フランス近代絵画展
'06/02/22~'06/03/12 日本橋三越本店新館7Fギャラリー

2006両洋の眼展@日本橋三越本店7Fギャラリー

両洋の眼展平日の日本橋のしかも三越!ってことで予想通り、来場者の平均年齢は相当高めでした。
たいだい日本画や油彩画がメインでそんなにいかにも現代絵画というのはあまりないのでないのかな、と思いましたが、シルクスクリーンでカラー&モノクロの線状グラデーションを表現した超抽象画(靉嘔 - "RAINBOW GRADATION NIGHT AND DAY")もあって意外でした。あとは逆に超写実的な裸婦とか。全体的に金箔を大胆に多めに取り入れた絵が何点かあります。
個人的には金色に輝く作品がとっても良かったです。全体の制作費用はどのくらいかかったのだろう?という打算な妄想も否定できず、一方、金箔を使った作品は写真に撮ってそのままの良さを再現するにはあまりにも難しいので、そういったものを間近で自分の目で鑑賞できるのも記憶に残る理由かもしれません。

2006両洋の眼展 '06/02/14~'06/02/19
日本橋三越本店新館7Fギャラリー

吉澤美香展@ギャラリーGAN

Gallery GAN夜、サイト制作の打ち合わせの後、青山より原宿に向かう途中、偶然新しいギャラリーを発見。そしてそこで開催されてた個展を見てきました。「GALLERY GAN」「ガレリア」ビルの1階にあり、前面ガラス張りの割と天井の高い空間が広がります。そこに入る前から外の道から多くの人がワイン片手に鑑賞していた様子がわかります。どうやらオープニングパーティの最中だったようです。
作品は躍動感が溢れる不思議な感じの抽象画。白いパネルを張り合わせて高さ2メートル近くもある作品がほとんど壁を占めていました。3Dを感じさせる立体感、そんな描画手法も新鮮で、しばらく見入ってしまいました。
ところでこの建物の外観が白一色!で階段部分など、全体的に開放感溢れていて個人的に気に入ってしました。見上げると、他のスペースを静かに照らしているスターランプが素敵。「ガレリアショップ」で販売されているようです。欲しい。
★吉澤美香 MIKA YOSHIZAWA - アートアンリミテッド(公式サイト)

吉澤美香展
ギャラリーGAN(青山)2006.02/10-03/12

アートと話す/アートを話す@アートギャラリー

超参加型の現代アートの展示会。
もしかして今までこんなにひとつひとつの作品をしっかり見たことはないと思う。そんな展示会そのものが、工夫に溢れて、そのつど作品について考えさせてくれます。
展示会ワークブックまず入口で展示会オリジナルワークブックを手渡されます。これは貸出し用で、展示作品にキャプチャーがないので、アーティスト目録(別紙)を見ながら、読み進めて鑑賞ください、とのこと。
目録には作品の展示マップと作品番号、さらに表形式にアーティスト名と作品名の詳細が記されています。作品のほとんどが抽象画なので、気になった作品のタイトルを目録で探し、さらにワークブックで調べるというスタイルは、意外にもこの面倒くさがりの私ですら、はまって丁寧に作品を追うことになりました。気付いたら1時間半近く鑑賞。それは極めて単純だけど、的確に読み手に問いかけてくるワークブックを手にしてたからだと思います。持ちやすく、デザイン性も高い、この本、ギャラリーの隣にあるショップ「gallery 5」で販売されていたので、速攻購入しました(1500円)。(普段図録など買わない自分が、です)部屋に飾っていてもおしゃれです。

アートと話す/アートを話す〜バウハウスからコンテンポラリー
ダイムラー・クライスラー・アート・コレクション
(ギャラリー 1&2)
[収蔵品展] 020 抽象の世界 ─ 色・かたち・空間(ギャラリー 3&4)
[project N] project N 24 小林 浩 (4Fコリドール)
東京オペラシティアートギャラリー 2006/1/14〜3/26

後藤純男展@日本橋三越本店7Fギャラリー

展覧会で久々に日本画を見ました。日本画は油彩やアクリル画とは全く違った独特の澄んだよう色あいが好きです。特に赤などの発色が。
しかし今回の多くの絵に使われていたのは「青」や「金」。全作品、風景画で何メートルにも渡って描かれた「桜」の咲き乱れる様子の描写や「雪」景色などが印象的でした。
あと、作者が現在、中国・西安美術学院名誉教授であることから、中国の各都市の風景も趣きがあって良かったです。

それにしても、いつも思うのは「デカい絵」っていつ見ても迫力があっていいなってこと。(「雷鳴」という作品は本当に高さ2メートル近くあり、離れて見ると近くにそびえ立っている錯覚に陥ります。)

後藤純男展 '05/12/27~'06/01/15
日本橋三越本店新館7Fギャラリー

シュテファンバルケンホール@アートギャラリー

Stephan balkenhal作者はドイツの彫刻家で主に人物像の作品が数多く出品されていました。後はレリーフ、ドローイングなど。ノミの跡がはっきりとわかるぐらいに荒く削られ、彩色された木の彫像。台座とともに一本の木から掘り出された人物像や、人物の肖像のレリーフなどが色彩効果も手伝い、2次元、3次元の不思議な奥行きがありました。
ちなみに左の写真はチケット。動物の彫像の写真部分に切り込みが入っていて、切り離すと浮き上がった感じになります。

シュテファンバルケンホール|木と彫刻とレリーフ(ギャラリー 1&2)
[収蔵品展] 019 相笠昌義 ─日常生活(ギャラリー 3&4)
[project N] project N 23 森本 太郎 (4Fコリドール)
東京オペラシティアートギャラリー 2005/10/15〜12/25

Graphic Design show!!@東京芸術劇場

池袋ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミー池袋校のコースをついこの間修了した友人のグループ展が最終日だったので観に行って来た。
魚釣りゲーム自由課題はもちろん、ポスター、CDジャケット、POP広告、キャラクター、パッケージなど、エディトリアルデザインがほとんどの、様々の生徒さんの作品が見れて面白かった。ちなみにうちの友人の課題は幼児から小学生を対象にしたゲームも作ってました。単純だけど、けっこうやりはじめるとハマってしまい、でも結果は「ビギナーズラック」止まり。
ってか、池袋に個展観に来てまさか魚釣りするとは思わなかった。

Graphic Design show!!"birth" 東京芸術劇場B1(展示室1)05'12/8~12/11
主催:ヒューマンアカデミー東京校グラフィックデザインコース
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